CloudGarageにSambaを構築
CloudGarage Advent Calendar 2017 2日目です。
ロゴはちょっとサンバ感出してみました。
はじめに
「ストレージ速度が頭のおかしいCloudGarageならNASにするとめっちゃ早いんじゃね?」っと思い、試してみました。
以前、ddで測定した結果がこんな感じです。
ストレージ速度早いとのことで1GB書き込んでみて「んん?」ってなって5GB書き込んで改めて速さに気づく #CloudGarage pic.twitter.com/udysCWs9JH
— 10tus* (@ban367) 2017年9月25日
1GB/sぐらい出てます。
某クラウドサービスと比べても、この速度は異常です(褒め言葉)
そんなこんなで、高速なNASサーバーを夢見て、サクッとSambaを入れてストレージとしての速度を検証しました。
インスタンス作成
構成
- CentOS7.3
- ポート全開放(とりあえず試すだけなので)
他、適当に設定。
Samba構築
特に特殊なことはなく、ありふれたセットアップ方法
※悩んでも30分アレば終わる
sambaインストール
yum install samba samba-client samba-common -y
設定ファイルのバックアップ
cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf.bk
設定を変更
vi /etc/samba/smb.conf
設定内容(主に追記変更箇所のみ)
[global] workgroup = WORKGROUP server string = Samba Server %v netbios name = centos7 security = user map to guest = bad user dns proxy = no dos charset = CP932 unix charset = UTF8 ~~~~~~~~~~~~~~ 省略 ~~~~~~~~~~~~~~ [Share] path = /samba/share/ browsable = yes writable = yes guest ok = yes read only = no
共有ディレクトリ設定
上でpathに設定したディレクトリを生成
mkdir -p /samba/share chmod -R 0777 /samba/share chown -R nobody:nobody /samba/share
自動起動設定
systemctl enable smb.service systemctl enable nmb.service
再起動
systemctl restart smb.service systemctl restart nmb.service
サーバーのユーザーの追加
useradd bany passwd bany # 任意のユーザー名
sambaにユーザーを紐付け
pdbedit -a bany pdbedit --list
完成!
あとはPCにネットワークストレージを追加するだけ。
もともとインスタンスにファイアーウォールやSELinuxが設定されていないので、この状態で繋がるはずです。
繋がらなかったら家のネット環境でポートが殺されているかもです。
※我が家はルーターにポートが殺されていて格闘しましたw
本格的に運用を考える場合は、セキュリティに十分気をつけて構築を行ってください。
MacでSambaのストレージが遅いとき
パケット証明でSMBの接続が遅くなってしまう場合は、以下でパケット証明を無効化することで改善
sudo su - echo "[default]" > /etc/nsmb.conf echo signing_required=no >> /etc/nsmb.conf
ストレージ速度結果
AmorphousDiskMarkを使い、ストレージの速度を測定しました。
結果このような数値に…(あまりにも速度が出なかったので50MiBで検証)
めっちゃ遅い… 実際に転送したら1GBに3分ぐらいかかりました。
なるべく早いところでっと思い、回線速度は以下の条件で試したのですが、何が悪かったのかこんな速度でした。
まとめ
こんな結果がオチになってしまいましたが、ネットワーク設定次第?でもっと良い速度が出るのではないかと思います。
※もしかしてサーバーへの転送速度の限界?
こちら、詳しいクラウドガレージャーがいらっしゃれば、何かコメント残していただけるとうれしいです!
お次は、@ore-publicさんです。よろしくお願いします!